本当の本当にイヤだったのは何だったのか
思いがけず
時間をかけて考える時間になりました
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とある方から頼みごとをされて
「何か」に自分の違和感が引っ掛かりました
頑張れば引き受けられそうだったけれど
なぜかその場で
即答しない方が良いなという直感が働いて
「少しお時間をください」
ということを伝えました
「直感が働いた」というのが
正しい表現かどうかはわかりませんが
「今その行動をすると後悔しそうだな」
その感覚が揺らぎなくあったのです
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そんなに親しいわけではないけれど
何度かやり取りのある方だし
ご依頼頂いた内容も
興味のあることだったし
ではどうして
自分が「イヤだ」と感じたのか
何がそう感じさせたのか
ひとつずつ眺めていくと
浮かび上がってきたのが
一貫性のなさが垣間見えたから
でした
実は会話の流れの中には
「どうしてもお願いしたいんだけどね」
「別にどうしてもというわけではないんだけどね」
相反するような趣旨の言葉が入り混じっていて
私にとってはそれが心地悪かったのだと気づきました
※誤解のないように言っておくと
相手に腹が立ったというよりは
「一貫性を持つべき」という
自分の「べき」に気が付いたということです
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そうだったのか…
自分自身の違和感が
何となく腑に落ちたタイミングで
同じ方から再びご連絡があり
断られる怖さがあって
「どうしてもではない」と言ったけど
本当は是非お願いしたかったんだよね
前向きにご検討くださいね
そんなメッセージを頂き
すぐにお受けする胸を返信しました
色んな想いを含みつつも
相手にそれを伝えるときには
正直ちょっとしんどかったり
腰の重いこともあります
だけど
あえてそこを越えて伝えてもらったとき
その言葉以上の想いを感じるものだなと
少し嬉しくもありました
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同じ言葉を伝えたとしても
相手によって色々な受け止め方があるのと同じように
同じ言葉を受け取ったとしても
自分の思い込みや思考のクセによって
人とは違った解釈をすることがあります
受け取るときには
自分自身の特性を知っておくことが
解釈の幅を広げるのに役立つ気がしますが
逆に
伝えるときには
相手により伝わりやすい伝え方ができるように
ボキャブラリーの幅を広げておくことも大切だなと
あらためて感じました
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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